お客様の声

升澤 圭一郎さん 中編

(慶応義塾大学 体育会ハンドボール部)

 

慶應義塾大学4年生、体育会ハンドボール部主将としてチームを牽引。

 

1996年11月18日福井県生まれ。

10歳(小学4年)から地元のクラブでハンドボールを始め、強豪の北陸高校で選抜・インターハイ・国体の3大大会に出場。

 

独自考案したゴールキーパーのトレーニング手法「ますトレ」で日本中のゴールキーパーを守護神にする為に、47都道府県行脚プロジェクトを敢行中!  



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筋損傷のしやすさ

ーー 肉離れ等、筋肉の怪我に関わる筋損傷をしやすいタイプでした。その辺りは実感としてありますか?

ありますね。

先日の9月の試合でハムストリングを伸ばしたときに筋断裂し、しばらく練習できない辛い日々が続きました。

ウェイトトレーニングもあまりに高負荷でやりすぎると、激しい筋肉痛がしばらく続いてしまう感じです。

ーー 分かりました。対策はいくつかあるのですが、例えばウェイトの負荷を少し軽くして、回数を増やしたりトレーニング時間を長めにとるとより効果的と思われます。そうする事で中々増えなかった骨格筋が増加した、というアスリートもいます。

 

 怪我を防ぎつつ、効果的な筋力アップが図れると思います。

なるほど。

ーー また、今回検査した遺伝子の中には、筋肉の柔らかさに関わるものがあります。筋肉が固く怪我に繋がりやすい体質を念頭に置き普段から生活する事が怪我防止に効果的です。

わかりました。

自分の体質を知って普段から食事や体のケアを意識しておけば、もしかすると先日の怪我もある程度の予防になったかもしれませんね。

食事面で特に何か気をつける事はありますか?

ーー 複数あります。例えば大豆製品は1つの対策として有効です。

という事は、ソイプロテインは効果的でしょうか?

ーー はい、その通りです!

そういえば、今たまたまソイラテを飲んでいますが、良い選択をしましたね(笑)

ーー そうですね(笑)

 

 ホエイプロテイン等の動物性たんぱく質を積極的に摂取するアスリートは多いですが、納豆・豆腐等の大豆製品を意識されている方はそんなに多くはありません。

 

 例えば、練習直後は吸収効率を考えてホエイプロテインにして、寝る前にソイプロテインにする等と使い分けるのは効果的です。

たんぱく質は何でも動物性のものを取り入れるのが必ずしもいいわけではないんですね。

ーー はい。それが升澤さんの体質に合っていると思います。

 

 その他、別紙に升澤さんへのアドバイス詳細を記載していますのでご覧下さい。

 

 

 

筋トレ効果の出やすさ

ーー トレーニング効果に関わる遺伝子を複数検査しています。その中のドーパミンに関わる遺伝子ですが、モチベーションがあがりにくいタイプでした。このタイプは一人では継続したトレーニングが続け辛い場合があります。

 

 その場合は例えば、集団でトレーニングしお互いを高めあう・練習ノートをつけ目標達成した自分を強くイメージする・目標達成のご褒美を自分に与える・短期、中期、長期の目標を設定して1つづつこなす、等のモチベーション向上策が効果的です。

この結果は意外でした。実は一人で黙々と筋トレしたりとか好きなんです。一人で戦ってる感じが好きで(笑)

ーー なるほどですね(笑)

 

 それでは、これまでの生活についてもう少し深くお話をお伺いさせて下さい。

遺伝子で分かる生まれもった体質の他、回りの環境が影響する事はありますか?

というのも、自分は幼い頃はゲーマーで、毎日空き時間はポケモンしかしていない日々を送っていました(笑)

勉強もそうで、親にやれと言われて嫌々やるタイプでした。モチベーションが高くない子供でしたね。

それが、ハンドボールをきっかけに大きく変わったんです。

ーー スポーツのパフォーマンスにおいては遺伝子の影響:後天的な影響が約6:4と言われています。環境も後天的な要因の1つで、環境次第で大きく変わる事は十分あり得ます。

なるほど。

ーー モチベーションを上げるために、ご自身で何か工夫をされたのですか?

そうですね。

自分は承認欲求が強いタイプなんです。ハンドボールをただやって結果を残すだけでは満足できなくて、例えばその後に学校の表彰式でみんなの前で表彰されたい。

そういう欲求も利用して頑張れたんだと思います。

ーー ハンドボールをきっかけに、その様な意識付け・動機付けをされた後天的な部分が升澤さんを大きく変えたのでしょうね。

 

 結果としてアスリートとしてこれだけ活躍しつつ、慶応大学にも合格して、文武両道で素晴らしいと思います。

 

 

 

 

疲労・ストレスの溜まりやすさ

ーー 幸福ホルモンとも呼ばれ、激しいスポーツ後の疲労感の軽減にも関わる脳内物質セロトニンを作り辛い体質でした。

なるほど。

幸せになりにくい体質という事ですね(笑)

ーー (笑)セロトニンの原料となるアミノ酸のトリプトファンが含まれる食品等を意識するといいですね。

 

 その他、別紙に詳細が記載されている食事や体のケアを意識されるといいかと思います。

セロトニンが不足すると副交感神経優位になりにくいと聞いた事があります。

ーー 良くご存じですね!

ちょっと環境が変わると、交感神経が高まって寝れなくなったりするんですよね。

それが影響しているのかもしれません。

※交感神経・副交感神経について

交感神経・副交感神経は体の様々な内臓機能を調節する神経系の事。
 
交感神経は筋肉を緊張したり血管を収縮させる事等で体を緊張しアクセルをかけ、
逆に、
副交感神経は筋肉を弛緩したり血管を拡張させる事等で体をリラックスしブレーキをかける。
 
アスリートは交感神経・副交感神経のバランスを高いレベルでコントロールする事がパフォーマンスアップにつながる。

ーー その他、ストレスに関連する遺伝子を複数検査していますが、ストレス耐性は高いです。ただ、一旦大きくメンタルが落ち込むと中々立ち直れない。

確かに、これはあるなー(笑)占いみたいですね(笑)

後編へ続きます

 

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